屋根瓦修理
2021年01月19日

台風対策の工事

こんにちは。

今週末に雨が連続して降る予報ですね。職業柄ですが毎日天気予報や雨雲レーダーを見ていますね。

生駒市で屋根瓦の葺き替え工事を行っているのですが、雨養生の段取りを考えながら進めていきます。

 

年末に「瓦が抜け落ちている」とお聞きしていていた現場へ。

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強風により二階屋根にある袖瓦(屋根の一番端にある瓦)が外れて、今にも落ちそうになっていました。

このようになるのは袖瓦を固定している釘や銅線が劣化していたり、そもそも固定していない時もあります。

現在では全国の瓦工事組合が決めたガイドライン工法により、ステンレス製の釘やビスでしっかりと固定するように

なっています。

大きな台風や地震があるたびにニュースで瓦が崩れている映像が流れて、「瓦は重いからそうなる」と思われがちで

すが、きっちりとした工法を行えば一般的に思われている「重たい瓦」は家を雨風から確実に守ってくれます。

 

お客様と打ち合わせを行い台風対策の工事を行うことになり、風の影響を受け易い袖瓦を中心に補強します。

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まずは屋根端なので、足元をしっかりと確保しながら工事を進めていきます。

落ちそうになっていた袖瓦を安全な場所に移してから瓦下にある葺き土を入れ替えます。

 

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瓦は再利用ができるので元の場所に戻してステンレスビスで固定しました。

外れていた袖瓦の補強だけではなく、二階屋根にある袖瓦全てを写真のようにステンレスビス(パッキン付き)で補

強しました。

お客様は抜け落ちた部分から雨漏りすることや違う場所から瓦が抜け落ちたりする心配をしていましたが、これで安

心していただけます。