宇陀市

宇陀市で瓦屋根修理をしたい！

4つの修理方法と選び方をご紹介

宇陀市には瓦屋根の家も多く瓦のヒビやズレ、経年劣化などで瓦屋根修理をお考えの方もいらっしゃるでしょう。瓦屋根修理といってもいくつか修理方法があるため、屋根の状態や予算に合わせて選ぶ必要があります。ここでは、宇陀市で瓦屋根修理を行う際に選択できる4つの修理方法と選びかたについてご紹介します。

1. 宇陀市で行える瓦屋根修理の方法

宇陀市で行える瓦屋根修理の方法は、葺き替え・葺き直し・カバー工法・部分修理の4つです。それぞれの方法の特徴を見てみましょう。

1-1. 葺き替え

葺き替えは、瓦屋根全体を丸ごと新しくする修理方法です。瓦を新しく交換するだけでなく、下地部分まで交換する大掛かりな工事となります。瓦屋根全体が劣化していたり、広い範囲で雨漏りしたりする場合に適した修理方法です。瓦屋根から瓦屋根に葺き替えるだけでなく、金属素材やスレートなど異なる屋根材に葺き替えることも可能です。
ただし、大掛かりな修理であるため工期も長く、７日～10日ほどかかります。修理費用も高額になることが多く、200万円以上となることも珍しくありません。瓦屋根から瓦屋根へ葺き替える工事が、最も高額になります。

1-2. 葺き直し

葺き直しは、屋根瓦部分は交換せず、下地だけ修理する工事です。屋根瓦をすべて取り外し、下地を新しいものに交換したら、再び屋根瓦を並べます。屋根瓦に問題はなく、下地だけが不具合を起こしている場合に最適な修理方法です。工期も葺き替えと同様に長く、1週間ほどかかります。瓦を購入する必要がないため、葺き替えより修理費用は抑えられるものの、高額な部類に入る修理方法です。また、新しい瓦に交換するわけではないため、雨漏りなどのトラブルは解消できるものの、美観は向上しません。

1-3. カバー工法

カバー工法は、既存の瓦屋根の上から新しい屋根を設置する修理方法です。既存の屋根をカバーするように新しい屋根を設置するので、カバー工法と名付けられています。カバー工法は、既存の屋根を撤去しないため、撤去作業や資材廃棄の費用を抑えられるのがメリットです。工期も短く5日ほどです。また、屋根が厚くなるため、断熱性や防音性が向上します。しかし、既存の瓦屋根に問題があった場合、新しい屋根の下で問題がどんどん進行してしまいます。カバー工法から数年後に、屋根が崩れてしまうケースもあるのです。 カバー工法は修理費用が抑えられるものの、瓦屋根の状態によってはリスクの高い修理方法といえます。屋根の重量も増すため、新しく設置する屋根の素材もスレート瓦もしくは金属瓦となり、日本瓦を選ぶことはできません。

1-4. 部分修理

部分修理は、瓦屋根を部分的に補修する修理方法です。屋根瓦や下地、棟瓦など部分的なトラブルを解消することに適した修理方法となります。部分的な修理のため、瓦屋根全体を修理するよりも費用を抑えられるのがメリットです。しかし、屋根瓦や下地の寿命が近づいている場合は、全体的な修理を行う方が良いでしょう。屋根全体が経年劣化している場合、部分修理で目先の問題を解決しても、すぐに別の部分に不具合の生じる可能性があるからです。比較的新しい瓦屋根の場合に、部分修理が向いています。

2. おすすめの瓦屋根修理方法

宇陀市で瓦屋根修理の方法に迷ったら、次のポイントに留意して選ぶと良いでしょう。

2-1. 葺き替えがおすすめのケース

葺き替え修理がおすすめなのは、瓦屋根全体が劣化していたり、大規模な雨漏りに悩まされていたりするケースです。

また、屋根瓦ではなく別の屋根材に変更したい、美観を向上させたい場合にもおすすめの修理方法です。

最も修理費用が高い工事であるため、補助金や火災保険などが適用されるか確認してみると良いでしょう。

2-2. 葺き直しがおすすめのケース

葺き直しがおすすめなのは、下地の劣化のみが問題で瓦に問題がないケースです。ただし、葺き直しは瓦を新調するわけではないため、見た目は修理前と変わりません。葺き替えのように別の屋根材に変更できないため、見た目の美しさよりではなく、快適性のみを向上させたい場合に向いている修理方法です。

2-3. カバー工法がおすすめのケース

カバー工法がおすすめなのは、屋根全体を低予算で修理したい、防音性や断熱性を高めたいというケースです。しかし、耐震性が下がるリスクもあるほか、既存の屋根に異常がある場合は、修理後しばらくして屋根が崩れることも考えられます。リスクがある工事をしたくない方には、向いていない修理方法です。

2-4. 部分修理が向いているケース

部分修理がおすすめなのは、破損や劣化の範囲が狭いケースです。ただし、下地や瓦の耐用年数が違い場合は、部分修理よりも葺き替え・葺き直しが向いています。