奈良県天理市でも瓦屋根の修理はある!

瓦屋根修理を解説

住宅の屋根に使われる瓦は、日本で一番馴染みのある屋根材といえます。天理教本部や、天理高校や天理大学のある天理市でも、瓦屋根の住宅はあります。瓦屋根は耐久性に優れ、とくに粘土瓦の耐久性は50年以上です。そのような瓦屋根は50年以上持たすために、定期的なメンテナンスと修理が必要なのです。今回は瓦屋根の修理について紹介します。

1. 瓦屋根に使う瓦の種類

日本の瓦は1,400年以上の歴史があるのです。その間にさまざまな種類の瓦が作られました。そのような瓦の歴史が、現在の瓦屋根に生きています。瓦は種類が多く、さまざまなタイプもありますが、現在主に使われている瓦について紹介します。

1-1. いぶし瓦

いぶし瓦は、炭火で表面を燻(いぶ)して作られるのです。銀色で独特な風合いがあります。黒瓦や銀色瓦ともよばれ、燻し方でいぶし銀のような色になり、その風合いは時間が経つにつれて渋さや重厚さを増してくのです。

また、瓦を燻すことで表面に膜が発生し、雨や紫外線から瓦本体や下地の建材を保護します。さらに、膜ができることで防火性も高くなるのです。

1-2. 釉薬瓦(陶器瓦)

釉薬(ゆうやく)瓦は、釉薬を塗ることで瓦に艶が出て、好みの色に仕上げることも可能です。断熱性が高く、滑らかな表面で密度も高く、防水性は抜群で雨や湿気を防ぎます。多くの屋根に使われる人気の瓦なのです。

1-3. 素焼き瓦

粘土を型に入れ瓦の形を作り、そのまま焼いたものが「素焼き瓦」です。赤みが強くなるため「赤瓦」とよばれることもあります。赤みがあるため洋風建築にも合います。見た目が鮮やかで、美しい外観が特徴の瓦です。

1-4. セメント瓦

セメント瓦はセメントを原料とした瓦で、プレスして強度を増します。住宅だけでなく、ビルの屋根にも使用されます。セメント瓦は製造中に欠陥品が出にくく、無駄なく製造できる特徴があるのです。また、価格が安い点も人気です。

1-5. スレート瓦

スレート瓦は2種類あり、「天然スレート」は粘板岩(ねんばんがん)の薄板を使用した瓦で、自然な風合いがあり、防水性が高く、美しい光沢もあります。一般的に「スレート瓦」とよばれています。もう一種類のスレート瓦が「化粧スレート」です。化粧スレートはセメントに繊維状の素材を混ぜ、高温高圧下で成型し、薄い板状に加工した瓦です。品質の安定性や作業性のしやすさに、コストが抑えられることもあり、屋根瓦として広く使用されています。

2. 瓦屋根修理時期の兆候

瓦屋根を修理する際は屋根の修理方法として大きく分けると、瓦屋根全体を修理対象とする、葺き替え・葺き直し・カバー工法と、壊れた部分だけを修理する部分修理があります。

ただし、カバー工法は現在ある屋根全体を新しい屋根で覆うため、重量がある陶器瓦などには不向きといわれています。では、実際にどのような兆候が現れたら、瓦屋根の修理を依頼するべきなのか、瓦屋根の症状について紹介ししょう。

2-1. 棟瓦が歪んでいる

住宅の屋根の一番高い部分にある棟瓦が歪み、歪曲している場合は修理のタイミングです。棟瓦は地震の影響を受けやすい箇所で、地震直後など、真っ直ぐかどうかを確認し、蛇行しているようなら修理工事のサインです。

2-2. 瓦の割れや欠け

瓦が割れている場合や、欠けている場合は雨漏りしない場合でも修理しましょう。瓦は強風時の飛来物などで割れてしまうことがあります。すぐに雨漏りが起きなくても、瓦の下の防水紙に悪い影響を与え、防水紙の劣化が早まることもあるのです。その結果雨漏りすることはあります。

2-3. 瓦がズレている・はずれている

地震の後などに、瓦がズレることや、はずれていることがあります。瓦がズレたままだと、他の瓦に悪影響を与えやすく、ほかの瓦もズレたり割れやすくなるのです。被害が少ないうちに正常な位置へ戻す修理が必要です。

2-4. 漆喰の剥がれ

瓦を固定して支えている漆喰は、瓦よりも早く劣化します。漆喰が劣化して剥がれてくると、瓦全体がズレやすくなり、ちょっとした地震で瓦がズレたり、落下する危険が高まるのです。屋根から落ちたと思われる白い漆喰の破片を見つけたら、修理点検のタイミングです。

3. 天理市を紹介

奈良県天理市(てんりし)は、奈良県北中部に位置しています。市の中心部に天理教関連の施設が集中していて、日本では唯一の宗教都市ともいわれています。

市の名前も天理教に由来しているのです。 奈良盆地は日本文化発祥の地で、天理市内にも日本最古の道「山の辺の道」があります。他にも、数々の文化財や史跡が散在し、日本古代の奈良の姿が思い浮かべられるのです。

天理市は宗教都市でありながら、奈良の古代ロマンも感じられます。

4. まとめ

日本で唯一の宗教都市ともいわれる天理市にも、瓦屋根の住宅があります。瓦屋根は耐用年数が50年以上といわれますが、定期的なメンテナンスは必要です。瓦屋根を定期的に修理し、手直しすることで、瓦屋根全体として50年以上使用可能になるのです。 「有限会社 瓦善」は本社が、奈良県生駒郡平群町にあります。天理市はじめ奈良県全域と関西の近隣府県で、主に屋根の修理や施工を行っております。屋根のプロ職人が多く在籍し、さまざまな屋根修理と屋根工事に高度な技術で対応しているのです。屋根の⾬漏りや葺き替えなど、屋根に関わるどのようなことでも、お気軽に弊社へご相談ください。