瓦屋根修理の状態について!

田原本町での雨漏りの原因をご紹介

磯城郡田原本町にお住まいの皆さま、お住まいの瓦屋根の状態はいかがですか?雨漏りの心配、もしくはすでに雨漏りがしていることはないでしょうか。この記事では雨漏りに悩んでいらっしゃる田原本町の皆さまに、瓦屋根が雨漏りする原因とその対策についてご紹介します。ご自宅の瓦屋根について、ご心配のある方は参考になさってください。

1. 田原本町の特徴

磯城郡田原本町は奈良県の中央部に位置し、総面積は21.09平方キロメートル。大和川・寺川・飛鳥川・曽我川といった河川にはさまれた平坦地で、豊かな田園都市です。周りを山に囲まれた典型的な盆地型気候で、周辺の山地に比べて雨が少なくなっています。

大和の中でももっとも早くから開けたところで、弥生時代の遺跡「唐古・鍵遺跡」など多くの遺跡が残っています。中世には東大寺や興福寺などの荘園も存在していました。また、水陸交通の要衝の地にあることから、田原本地区は中世に楽田寺の門前町として賑わい近世には教行寺の寺内町として発展、江戸時代には「大和の大坂」といわれるほど盛んな商業で繁栄していました。

2. 田原本町の雨漏りの原因と対策

瓦は60年持つと言われることから、瓦屋根の家はメンテナンスいらずだというイメージもあるかもしれません。しかし瓦屋根の家で雨漏りをする事例も決して少なくはありません。瓦屋根の家で雨漏りがするのはどういう理由からでしょうか。

2-1. 瓦のずれ・浮き・割れ

強風や台風、地震で瓦がずれたり浮いたりすることがあります。また、飛来物や落下物により瓦が割れることもあるでしょう。瓦がずれたり割れたりしても、すぐに雨漏りがするわけではありません。

しかし瓦のズレや破損によって防水シートが露出すると、紫外線や雨で防水シートの劣化が進んで破れる、穴が開くなどの症状が出て雨漏りの原因になります。

瓦がズレた時は、ズレた部分だけを並べ戻します。また割れた瓦は、瓦のみ差し替える作業をします。瓦のずれや割れの場合は部分補修で対応できることが多いので、破損箇所のみに限った修理で済むケースが多いです。

2-2. 漆喰のはがれ

屋根と屋根が重なる部分のところを棟と呼びます。棟部分の瓦の隙間に詰め込まれている漆喰が、紫外線や温度変化による経年劣化などではがれたり割れたりすると、そこから雨水が浸入して雨漏りの原因となります。雨水の浸入で奥に詰めている葺き土が流れてしまい、棟瓦のずれや湾曲も招きかねません。 漆喰の割れやはがれが見える時には、既存の漆喰を取り除いた上で新しい漆喰を詰め直す工事を行います。

2-3. 谷板金の劣化

屋根と屋根がぶつかる谷部は屋根が受けた雨を流し落とす場所で、雨漏りをしやすい場所です。谷部には板金が施工されていますが、経年劣化により変形を起こし排水のための勾配を邪魔してしまうと、滞留した水分が板金を傷めます。それによって板金にサビや穴が生じ、雨漏りの原因となるのです。また、勾配に異常があれば豪雨時にはオーバーフローを起こし、逆流した雨水が屋根内部に浸入する可能性もあります。 板金部分の劣化が原因の雨漏りであれば、周囲の瓦を剥がして板金の交換をします。交換は大掛かりな工事になってしまうので、板金の交換に至る前に金属部分の塗装、サビの除去などのメンテナンスを施し、板金部分の劣化を防ぐ処置をしてください。

2-4. 防水シートの劣化

瓦屋根には一枚一枚瓦が敷かれており、瓦が重なる部分には必ず隙間が生じます。その隙間に侵入する雨水から家を守っているのが、瓦の下に敷かれている防水シートです。この防水シートが破れる、または穴が開いてしまうと雨漏りします。防水シートの耐用年数は15年から20年です。また、瓦のずれや浮きなどで防水シートが露出すると、紫外線や雨風の影響で防水シートの劣化が早まります。 防水シートの劣化には早急の対応が必要です。部分的もしくは全体的に既存の瓦を一度取り外し、新たな防水シートを施設する葺き直し工事を行います。防水シートの土台となっている野地板の傷みが激しい場合には、同時に野地板の張替えも行います。

2-5. 土の減少

土葺き工法で作られている屋根の場合、瓦の下に敷かれている土が雨水を吸収し、雨漏りを防ぐ役割を持っています。晴れると土が乾燥し、また水を吸収する機能を回復しますが、土は雨などで少しずつ流れ落ちていくため、屋根に載っている土が徐々に減少します。その減少により、雨水を防ぎきれなくなってしまうのです。 土の減少が原因で雨漏りが起こった場合には、その部分の瓦をめくり、瓦の下の葺き土を取り除いて、新しい野地板と防水シートを設置するなどの工事を行います。

3. 雨漏りを発見したら

雨漏りを見つけた時には雨漏りが起きている箇所を特定し、応急処置として雨漏りがしているところにバケツを置き、周辺にはレジャーシートなどを敷いて水を防いでください。

電化製品などの移動も、被害を最小限に抑えます。それから業者に連絡をして修理を依頼してください。雨漏りをしている箇所を探すために、屋根に登るのは危険です。必ず目視などにとどめてください。 台風による屋根の損失であれば、多くの場合火災保険の補償対象です。加入されている保険の内容をチェックしましょう。

4. まとめ

田原本町で雨漏りを引き起こす原因となる、瓦屋根の状態についてご紹介しました。瓦のずれや割れが見られる、漆喰が庭に落ちていた、天井にシミが出てきたなどの症状が現れた場合はすぐに業者に相談してください。瓦屋根の不具合を放置すると劣化が広範囲に広がり、深刻化して結果的に大掛かりな工事になります。瓦屋根の修理は部分補修が可能ですので、早めの対策や定期的なチェックがおすすめです。 「有限会社 瓦善」は田原本町をはじめとして、奈良県と大阪府を中心に屋根工事を行っております。先代から40年超の実績を持ち、田原本町の皆さまの屋根を保全することで「家の安心」を提供いたします。家主様からは見えない屋根の工事に安心していただくために行っているのが、写真を添付した「作業報告書」の提出です。これは誠実な施工を行っているからこそのサービスだと自負しております。田原本町で瓦屋根の修理をお考えの際は、是非「有限会社 瓦善」へご相談ください。