歴史豊かな橿原市だけに瓦屋根の修理は重要!

その理由を解説

丸山古墳で名高い奈良県橿原市(かしはらし)は、江戸時代の面影が色濃く残る街並みもあります。瓦が美しい住居街です。江戸時代の街並みといわれますが、整然と並ぶ瓦屋根がその美しさを演出しています。美しい瓦屋根は定期的なメンテナンスが行われることで、美しさが保たれているのです。このように瓦屋根には修理が必要なのです。今回は瓦屋根の修理について紹介します。

1. 瓦屋根の歴史は古い

現在主に使われている瓦の種類は2種類です。粘土瓦は粘土を成形して、高温で焼いて硬化させて作ります。セメント瓦はセメントを型に流し込み、固めて圧力をかけて作ります。なかでも粘土瓦の歴史は古く、日本に瓦が伝わったのは、588年ころで朝鮮半島から4人の瓦技術者が渡ってきました。

その結果、飛鳥時代ころから建物に瓦が使用されています。当時は主に寺院に使われていたようです。その後、瓦屋根に使う瓦は、日本の土壌や気候に適応しながら進化していきました。瓦は日本建築の発展とともに歩んでいるのです。今でも瓦屋根の人気は高く、日本各地に有名な瓦産地があります。それだけ多くの屋根に使われる瓦だけに、修理技術も複数種類あります。

2. 瓦屋根の修理方法を紹介

屋根に瓦を使用するメリットは、耐久性の高さです。人気のスレート瓦でも耐用年数は25年~30年です。

セメント瓦は30年~40年ほどですが、粘土瓦は50年以上耐用年数があり、群を抜けた耐久性があります。 しかし、それだけ耐久性が優れているのですが、メンテナンスは必要です。瓦屋根をまったく何もせずに長期間放置しておくと、雨漏りなどのトラブルが起こってしまう可能性も大きくなります。瓦屋根を守り住宅を守るための修理は必要であり、その方法を紹介します。

2-1. 瓦の部分修理

飛来物で瓦が割れたり、地震で瓦がズレたりした際に、その壊れた部分だけを入れ替え修理する方法が、部分修理です。瓦の下には雨漏りを防ぐ防水紙が敷かれていて、瓦が割れただけで、すぐに雨漏りするわけではありません。しかし、防水紙の劣化は確実に早くなります。割れた瓦の交換などの部分修理は必要です。

2-2. 漆喰詰め直し修理

瓦屋根には接着のためや、雨水の侵入を防ぐために漆喰を使います。屋根の最高部にあたる棟瓦と、屋根の瓦の間に漆喰を塗り詰めます。しかし、経年劣化で漆喰がヒビ割れを起こすことがあるのです。漆喰が剥がれると防水機能が失われ、棟に雨水が侵入して内部の土が流れ出します。このような漆喰の劣化は雨漏りの原因になるのです。漆喰については10年を目安に補修が必要です。

2-3. 棟瓦の取り直し修理

屋根の頂上にある棟瓦は水平に積み上げられています。その棟瓦は劣化や地震などで曲がったり崩れたりすることもあります。多くの場合漆喰の劣化が原因しているのです。棟瓦が崩れると、屋根の部分の瓦がしっかりと固定されなくなり、瓦のめくれや落下が発生する可能性も高まります。そのような場合は棟瓦の積みなおし修理を検討する必要があるのです。

2-4. 瓦屋根の葺き直し修理

雨漏りが起きるのは瓦の劣化だけではありません。実際に雨漏りを防ぐのは瓦の下に敷いてある防水紙です。瓦の耐用年数は50年以上ですが、防水紙の耐用年数は約20年です。それだけに、瓦だけでなく防水紙の敷き直しが必要になります。瓦屋根の葺き直しは、瓦を丁寧に一枚ずつ外します。そしれ、防水紙などの下地の補強や敷き直し行うのです。下地の補強が終わると、元々ある瓦をきれいにして、再び屋根に並べます。

3. 瓦屋根修理でその他の注意事項

瓦屋根の修理について、他にも注意すべきポイントがあります。瓦屋根を修理するのは専門の業者で、豊富な屋根修理の実績や、確かな修理技術が求められます。それだけに、修理業者選びが重要になってくるのです。

3-1. 信頼できる瓦屋根修理業者

信頼できる修理業者選びの一つが、業者が国家資格を有しているか、有していないかです。

屋根工事には資格があり、資格所有業者は、豊富な専門知識と高い技術力を持ち合わせています。

それだけに有資格者がいる業者であれば安心して、瓦屋根の修理も任せられるのです。

3-2. 悪徳業者がいる

マスコミにも取り上げられていますが、屋根修理の悪徳業者がいます。ある日突然訪問してきて、勝手に屋根に登り、早急な修理が必要と指摘する「点検商法」という手口です。何かと口実を付けて。強引に屋根の修理を実施して、法外な修理費用を請求してきます。予防対策は、飛び込みの屋根修理業者には、どのようにいわれても屋根工事を依頼しないことです。

4. まとめ

瓦屋根は耐久年数が長いのですが、10年、20年と経過することで、確実に劣化していきます。歴史ある橿原市でも同様です。とくに、瓦の一部が傷むことも多く、放っておくと本格的な雨漏りを起こします。定期的に信頼できる業者にメンテナンスして修理してもらいましょう。その結果、50年以上健全な屋根になることもあります。 「有限会社 瓦善」は本社が、奈良県生駒郡平群町にあり、奈良県香芝市に香芝店があります。創業から45年を経過した、屋根の施工や修理の専門工務店です。奈良県全域から関西の近隣府県まで、屋根のプロ職人がさまざまな屋根修理と工事に対応いたしております。瓦屋根の部分修理から葺き替えまで、屋根のトラブルなどどのようなことでも、弊社へご相談ください。