瓦屋根が美しい桜井市の住宅でも修理は必要!

その理由を解説

奈良県桜井市のような歴史がある地域では、瓦屋根の住宅が多くあります。瓦屋根は落ち着いた重厚な外観だけでなく、断熱や遮音などの効果があります。耐用年数も長くメリットは多いのです。しかし、耐用年数が長いだけに、瓦にヒビが入ったり瓦がずれたりしてしまうこともあります。そのようなときは瓦屋根の修理が必要になるのです。今回は、瓦屋根の修理について紹介します。

1. 瓦屋根は耐用年数が長い

一般的に屋根に使われる瓦自体は平均50年~60年ほど持ち、たいへん耐久性が高いのです。耐用年数を一つの指標として修理を考えたときには、瓦屋根の修理時期は、40年以上が見込めますが、屋根を構成するほかの部分はそこまで耐用年数はありません。

瓦の下に敷かれる防水シートや棟瓦の漆喰部分は、20年ほどで劣化します。そのため、屋根瓦自体が傷んでいなくても、適切なタイミングで修理する必要があるのです。

1-1. 屋根は部分的に傷む

実際には、個々の瓦屋根の状態によりますが、瓦屋根は各部分で劣化速度が異なります。屋根の最も高い部分にあたる、棟瓦は雨風の直撃を受けやすく、また漆喰が多く使用されているので、定期修理の目安は15年~25年です。劣化した漆喰の詰め替えは15年~25年をめどに実施しましょう。 さらに、通常の屋根の部分にある瓦も10年以上経過すると、一部の瓦が割れたりヒビが入ったりすることもあり、地震などで瓦がズレるケースもあります。傷み具合によりますが、欠損箇所を見つけたら、できるだけ速やかに、部分的に瓦の交換を行う必要があるのです。

2. 瓦屋根の修理は4パターン

瓦屋根の住宅が建っている場所によりますが、瓦屋根の修理方法は大別して4種類あります。4種類は、葺き替え・葺き直し・部分修理・カバー工法の4パターンです。それぞれの修理に特徴があり、瓦屋根の傷み具合で修理方法が決まってきます。

2-1. 葺き替え

「葺き替え」は屋根瓦をすべて外し、防水シートや野地板などの下地部分もすべて取り払い、新しいものを設置します。そうして、新しい瓦を葺く修理方法です。

とくに、割れた屋根瓦が広範囲にわたっていたり、瓦が各箇所でズレていたりする場合は、葺き替え修理が必要になります。

2-2. 葺き直し

葺き直しは、それまで使っていた屋根瓦を、ふたたび使います。葺き替えのように、新しい瓦に取り換えず、屋根の防水シートなどの下地部分や漆喰を修理するのです。従来の瓦はきれいに掃除し、改めて一枚ずつ並び直すのが「葺き直し」で、総取り換えする「葺き替え」と異なります。瓦を再利用することで、葺き替えに比べ費用は安くなるのです。

2-3. 部分修理

屋根瓦の下地部分に問題がないことが明らかで、傷んだ瓦が多くない場合は「部分修理」で瓦屋根の修理を実施します。ダメージがある瓦やその周辺の瓦を新しい瓦に取り替えれば部分修繕の完了です。瓦のヒビが浅く極小であれば、コーキング剤で傷を埋める修理方法もあります。

3. 瓦屋根修理の注意点と桜井市

瓦屋根の修理は重要です。小さなヒビ割れでも、放っておくとそこから雨水が侵入し、防水シートも劣化し穴が開いていると、雨漏りになります。

雨漏りは屋根の野地板や垂木や棟木を腐らせることがあります。屋根瓦の修理は小さな部分の傷みでも、早期対応が重要なのです。

3-1. 瓦屋根修理はDIYではリスクが高い

瓦屋根の修理をDIYで行おうと考えている方もいますが、結論からいうと止めたほうが賢明です。まったく不可能ではありませんが、何より大きな危険があります。屋根は高所で す。屋根から転落してケガをする場合や、最悪命の危険もありえます。 また、目的の箇所を修理しても、無意識で他の箇所を傷つけるケースもあるのです。屋根はどこを歩いてもよいわけでなく、歩くべきスポットはあります。DIYによる修理は、最悪のケースでは、屋根本体を傷めることもあるのです。

3-2. 屋根瓦修理の詐欺業者がいる

突然訪問してきて、強引に屋根を点検し、修理が必要と指摘する屋根の修理業がいます。「点検商法」という方法で、劣化の程度が軽度な場合やほとんど劣化がなくても、強引に修理して、法外な修理費用を請求してくる悪質な業者です。とにかく、飛び込みの屋根修理業者は避けましょう。

3-3. 奈良県桜井市を紹介

奈良県桜井市は、奈良盆地の中央東南部に位置し、奈良市にも接しています。東西11.9キロメートル、南北16.4キロメートルあり、面積は98.91平方キロメートルあり、人口は約53,000人です。 弥生時代や古墳時代の古墳が多く残り、古代から日本の政治や社会の舞台となっていたのです。歴史ある寺社も多く、史跡や文化財は桜井市民の大きな誇りとなっています。そのような桜井市には、瓦屋根の住居も多く、また、瓦屋根がよく似合う街です。

4. まとめ

一般的に瓦屋根の耐用年数は50年以上といわれ、長い期間持つのです。ただし、耐用年数が長いだけに、定期的なメンテナンスは必要になります。傷んだ箇所を的確に修理することで、雨水が屋根の内部や、建物本体の壁や柱まで侵入することを防止します。長く快適な住宅環境を守るためにも、定期的に瓦屋根の修理を行いましょう。 「有限会社 瓦善」は奈良県生駒郡平群町に本社があり、奈良県香芝市に香芝店があります。創業45年を迎えた工務店です。その間、生駒郡や桜井市など奈良県全域と、関西の近隣府県で屋根工事を行ってまいりました。⾬漏り修理から葺き替え修理まで、プロの屋根職人が工事に対応いたしております。屋根のトラブルなどどのようなことでも、遠慮なく弊社へご相談ください。