瓦屋根のメンテナス時期の目安は?

三宅町の瓦屋根の補修について紹介

磯城郡三宅町にお住まいの皆さま、ご自宅の瓦屋根にご心配はありませんか?瓦は60年ほどの耐用年数を誇る頼もしいものですが、その周りに使用されている建材、防水紙、漆喰などの寿命はそれほどありません。ご自宅を守る大切な屋根ですから、快適に使用し続けるためには正しいメンテナンスが必要です。この記事では三宅町の皆さまに、屋根の適正なメンテナンス時期の目安や、瓦屋根の補修の方法についてご紹介します。

1. 磯城郡三宅町の特徴

磯城郡三宅町は奈良盆地の中央部に位置し、面積4.06平方キロメートルと奈良県で最も小さな町であり、全国でも2番目にコンパクトな町です。

遺跡や環壕集落などの歴史的環境や豊かな自然に恵まれ、万葉集の相聞歌にも「三宅の原」「三宅道」と詠われている、万葉の時代からその名を知られた歴史の古い町です。

2. 三宅町の瓦屋根のメンテナンス時期目安

新築から20~30年で下地が耐用年数を迎えますので、その時点で葺き直しを考えた方が良いでしょう。

新築から50~60年で瓦の耐久年数が来ますので、この時点では葺き替えが必要となります。10年に一度ほど、地上からの目視もしくは屋根に上がっての点検がおすすめです。

雨漏りや、瓦の破損・ずれなどの異常が見られた場合は早急に業者に補修依頼をしてください。早めにメンテナンスをした方が補修の手間も費用も少なくなります。とくに屋根のトラブルとして相談が多いのはやはり雨漏りです。

3. 瓦屋根に修理が必要な状態とは

瓦屋根で修理が必要とされるのは、どのような状態になった時でしょうか。以下にその特徴と、対処方法についてご紹介します。

3-1. 瓦の割れやずれ

飛来物や踏み割れによって屋根瓦が割れた場合は、割れた瓦のみ差し替えを行います。

強風による浮き上がりや雨水による瓦桟木の腐食によって、瓦のずれが生じることもあります。ずれた場合の処置は、ずれを元に戻した後の、周りの瓦との接着です。瓦桟木が腐っている時はその周辺の瓦をめくって防水シートと瓦桟木を交換し、瓦を復旧します。

3-2. 漆喰の剥がれ

漆喰とは棟の中心にある葺き土を風による侵食から守るために、外側に厚み10ミリメートル程度で塗られた白い防水材のことです。15年程度経過すると葺き土と漆喰の間に隙間ができ、漆喰が割れるなどして徐々に剥がれてきます。むきだしになった葺き土は風雨がかかると流れ落ち、数年の単位で侵食が進んで、雨漏りの原因となります。 漆喰の補修は一度取り除いてからの塗り直しです。重ね塗りはかえって雨漏りの原因になるので、避けるべきです。

3-3. 棟のずれや破損

風・地震・経年劣化により棟のずれが発生することがあります。放置しておくと崩れて他の瓦を割ってしまうリスクがあるため早めの対策が必要です。一部だけずれている場合は元に戻して、接着剤で固定します。棟が破損に至る原因は台風や地震です。これを放置すると雨漏りの原因になるため、棟部の葺き直しが必要です。

3-4. 防水シートの劣化

熱膨張や水分の影響で防水シートが劣化すると、亀裂や穴開きが生じます。これも雨漏りの原因となります。補修方法としては防水シートの重ね張りですが、全体的に劣化している場合は葺き替えや葺き直しが必要です。防水シートの耐用年数は約20年と言われています。 「葺き直し」は既存の瓦・瓦桟木・防水シートをめくり、瓦桟木と防水シートを新しく設置して、既存の瓦を戻すことです。一方「葺き替え」では、瓦も新しいものにして、屋根を新しくします。防水シートの劣化のみならば「葺き直し」でも対応できますが、「葺き替え」したほうが防災仕様となるため、屋根の安全性は向上します。

3-5. 瓦自体の劣化

屋根全体の瓦が経年劣化などしている場合は葺き替えをすることになります。しかし瓦が少し割れているくらいであれば葺き替えは必要ありません。瓦屋根は部分補修が可能ですので、不要な葺き替えはしないようにしてください。 瓦屋根のひび割れくらいなら、雨漏りをしていなければ大丈夫だと考えがちです。しかし瓦がひび割れていると、雨水を下の防水シートに通してしまいます。水分で屋根下地が腐食すると雨漏りの原因となり、また修理範囲が拡大して費用も高額になります。瓦の部分補修であれば高額にはなりませんので、ひび割れた瓦があれば早めに差し替えてください。

4. まとめ

三宅町にお住まいの皆さまに、ご自宅の瓦屋根の状態を定期的に目視・点検なさることをおすすめします。早めの点検で雨漏りなどの不具合を防げますし、瓦屋根は部分補修が可能ですので、補修した場合の費用を抑えられます。瓦そのものは60年ほどの耐性を持つ丈夫なものですが、心配されるのは飛来物等による破損です。また、屋根自体にあるその他のさまざまな劣化要素も考えなければなりません。大切な屋根を安心して長く使用するために、屋根の状態には気を配ってください。 「有限会社 瓦善」は、三宅町をはじめとして、奈良県と大阪府を中心に屋根工事を行う工事店です。先代から始まって40年超の実績を持ち、さまざまな屋根工事に対応できる経験豊富な職人がおります。打ち合わせから現場の工事完了までをすべて一貫して自社で行います。また中間業者を間に入れないので、その分工事費用も削減可能です。雨漏りほか瓦屋根に関する心配ごとがありましたら、是非一度ご相談ください。