瓦の種類
2024年06月28日

お客様に選ばれる【瓦屋根と外壁の色】とは

・現状は和風の家だけど、屋根材や壁の色を変えて洋風にリフォームしたい

・屋根瓦と壁のリフォームを考えているが、どのような種類や色がある?

・長く住む家だから屋根瓦と壁を自分好みの色でリフォームしたい

 

現場で使用する屋根材の色では{いぶし和瓦色・銀黒色・黒色・こげ茶色}が多く出ています。そして、外壁塗装で使用する色は{アイボリー系・淡色系}が多く選ばれています。

屋根材と壁材の色は他にも{青色・緑色}などの様々な色はありますが、実際の現場で見るのは上記の色が多く、屋根瓦の葺き替え工事や外壁の塗り替え工事を行う場合、お客様が希望する屋根材や色を選んで工事を行う事が可能です。

今回は屋根瓦の色の種類と、それに合わせた外壁にはどのような色があるのか、そして、その色は年月が過ぎるとどのような変化が起きるのかをお伝えします。

外回りのリフォーム後に「良い色で綺麗に仕上がった!」と喜んでいただける手助けになる内容になれば幸いです。

 

目次

屋根瓦(屋根材)にはどのような色の種類があるのか

外壁にはどのような色がある?

屋根材や壁の色は経年劣化で変色する?

終わりに

屋根瓦(屋根材)にはどのような色の種類があるのか

ここでは屋根材に多く使用される様々な色を紹介します。

屋根材の色の見え方は{晴天時・曇っている時・降雨時}により大きく変化するので、屋根材のサンプルをお客様に見てもらう時は影のある玄関先と、晴れていれば太陽に当ててサンプルを確認してもらいます。

いぶし和瓦色(いぶし銀)

いぶし和瓦を使用している屋根瓦の表面色で、昔からある馴染みのある色です。日本家屋やお寺などで使用しており、洋風の家でも多く使用されています。

いぶし和瓦は波型なので、太陽の当たり方によって瓦に陰影が付いて、その時によって様々な色を出してくれます。

グレイ(銀黒)色

*陶器平板瓦のグレイ色

{和風の家・洋風の家}など様々な家でこの色を使用しています。

晴天時にこの色を見ると銀黒の明るさを感じて、曇りや降雨時の時は落ち着いた銀黒の色になります。

この色も様々な家の雰囲気に合うので、多くのお客様に選ばれています。

黒色

*陶器平板瓦のストレートブラック

様々な家屋と外壁に合う色で、仕上がるとメリハリのある屋根になり多くのお客様に選ばれています。

*横葺きの板金材・スーパーガルテクトのSシェイドブラック色

表面に少し光沢があり、太陽が当たっている部分と影の部分では見た目が微妙に変化します。

こげ茶色

*陶器平板瓦のブラウン色

ツヤ無しのこげ茶は落ち着いた仕上がりの色になります。現状がグレー系の屋根材を使用して、新しい屋根材にこげ茶色を使用すると「良い洋風の屋根になったなー」と現場で感じています。

外壁にはどのような色がある?

*外壁塗装のサンプル写真は全て{日本ペイント株式会社}から引用

外壁に使用する色は屋根材よりも多くあり、色の配合でお客様の好みに合わせる事ができます。

現状の表面パターン(表面の柄)を{そのまま生かす}又は{変更する}ことでも仕上がりに変化があります。

・下の写真は現状と同様のパターン(表面の柄)に仕上げるサンプル色

・下は旧塗膜のパターン(表面の柄)を変えたサンプル色

外壁の色を確認するために上のようなカットサンプルを見るのですが、「サンプルが小さくてイメージが付かない」とお客様からお聞きする事があります。

その場合は希望の色の品番を教えていただくと、約A4サイズの大きさで実際の柄が付いた色見本をメーカーが作ってくれるので、その色サンプルを見るとイメージが付き易いと思います。

 

屋根材や壁の色は経年すると変色する?

経年で屋根材の表面の色はどのようになっていくのかを上に挙げたそれぞれの色でお伝えします。

屋根材や壁の表面色は変化は、家の方角によっても大きく異なります。

家の南面や東面の日当たりが良い場所は色の変化はあまりありませんが、北面の日当たりが少ない場所は苔や薄いカビなどが付着して、材料が劣化しているように見えます。

いぶし和瓦色

*上の屋根瓦は築50年ほど経過した状態で、全体的に薄黒くなっています

いぶし和瓦の表面色は瓦が作られる産地によって、年数が経過した時の表面色が異なります。産地によって色の変化が様々ですが、瓦自体の劣化では無いので安心してください。

・淡路産(兵庫県)

いぶし和瓦は年数が経過しても全体的には大きく変化しませんが、ピンポイントで表面が黒くなる事があります。

・三州産(愛知県)

年数が経過しても表面の大きな変化はありませんが、表面のいぶし色がぼやける事が少しあります。

・大和産(奈良県)

年数が経過してくると表面のいぶし色が全体的に薄茶色になってきます。

グレイ色(銀黒色)・黒色・こげ茶色

使用する屋根材によって色の変化があるので、種類別でどのような色の変化があるのかを挙げます。

陶器瓦

*上の写真は築40程経過した屋根瓦

一部で同じ素材を使用した補修を行っていますが、瓦の色が少し違いますが見た目はほとんど変わりません。

陶器瓦は20年・30年と経過しても色の変化はほとんどありません。北面など日当たりが悪い場所では表面に苔などが付着しますが、表面に付着しているだけなので瓦自体の色は変化していません。

セメント系(カラーベスト)

*築25年ほど経過したカラーベストの屋根です。表面塗装の一部が薄く白っぽくなり、様々な場所で苔が生えています

カラーベストや軽量瓦のルーガなどは素材がセメント系を使用しています。15年~20年と経過すると表面塗装が薄くなります。

セメント系の屋根材は他の屋根材と比べて汚れが付着し易く、日当たりが悪い場所では苔や汚れが溜まり易くなります。

板金材(スーパーガルテクト、立平)

スーパーガルテクトや立平の素材はガルバリウム鋼板を使用しているので耐久性が高く、20年経過しても色の変化は大きく変わりません。

こちらの屋根材も日当たりが悪い場所では表面に苔や汚れが付着します。

終わりに

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

今回を瓦屋根と壁の色についてお伝えしました。

工事店としてはお客様の希望に沿う屋根材と色・外壁塗装に関してはカットサンプルなど持って行き、お客様が屋根や外壁のイメージが付き易いようにしています。又は、近所に同じような仕上がりの家があるとよりイメージし易いと考えます。

「工事を行う事を考え始めてから、初めて自分の家や周りの家を見るようになりました」とお客様からよくお聞きします。その時からでも十分間に合うので様々な屋根の色や外壁の色を見ていただき、希望する仕上がりになる事を願います。

屋根材の種類や色について疑問点などがありましたら、コチラまでお問い合わせください。