雨漏りの原因
2020年07月14日
強風で瓦が吹き飛んで…
おはようございます。
今日も雨で工事はお休みです。
「この業界に入って50年ほど経つけど、梅雨の時期でこれだけの長雨は初めてやわー」
と、父から聞いたのが印象的でした。
私もこの業界に入ってこれだけ現場を休みにするのは初めてでしたが、父にとっても初めてだったのですね。
瓦の割れによる雨漏りです
先日に奈良市で「部屋の真ん中で雨漏りしている」屋根の修理依頼をいただいて、現状確認にお伺いしてきました。
瓦は青禄(セイロク)瓦で築35年ほどの屋根です。
この陶器和瓦系は雨に濡れると滑るので、この時期は特に注意ですね。
棟瓦の一部が強風に飛ばされたのか瓦の数枚が外れ落ちて、瓦が吹き飛んだ時に下側の地瓦に落ちたと考えますが何
枚か割れています。
確かにこのような割れ方をしていると雨漏りしますね。
現場周りを見ていて気になったのが、この抜け落ちた瓦が屋根上に一枚あっただけであとは地面に落ちているはずな
のが全く見当たりません。
すぐ横にはできたばかりの新築があり、もし新築の壁や窓に当たっていれば大ごとになっているはずなのに、それも
問題なしなので、いつからこの状態なんだろうと疑問を感じていました。
とりあえずは今のままだと雨漏りするばかりなので、早急な修理は必要ですね。
修理方法
この青禄瓦は淡路島でもまだ製造しているので、ほぼ同じような色で差し替えできます。
崩れている一部の棟瓦補修はもちろんですが、他の棟瓦もいくらかの強風でも耐えれるような補強工事も行った方が
良いですね。
瓦が割れて雨漏りしていますが、瓦自体は大きな劣化などは無いので補修だけで今後何年かは大丈夫です。
梅雨の終盤、明日は曇り空予報なので段取りを考えて工事を進めていきます。