屋根瓦修理
2017年04月22日
ズレている瓦の補修
先日に奈良市で打ち合わせを行った現場が着工しました。
屋根全面がかなり劣化していて「補修できるのかな?」と考えていたのですが、お客様の希望が「補修でお願いし
ます」なので、なんとか補修します!
施工前です。
瓦全体がズレて軒先瓦が落ちて、かなり危険な状態です。
下地垂木の補修を行うために軒先から約2mほど上へ、瓦と葺き土を取り外しました。
軒先は確かに傷んでいますが、「初めに考えていたよりは傷んでいないなー」と、少し安心しました。
この状態で垂木と下地木材の補強を行い、大工工事が終わった後で取り外した瓦を葺き直していきます。
数年前から傷んでいたのでしょうか、垂木がボロボロです。
軒先の瓦が落ちるほどズレている分は、屋根の上部で大きくズレています。
地瓦がズレ過ぎて下地木材が見えています。
瓦が重なっていないので、この部分からは少量の雨でも漏れます。
この瓦は下地の葺き土からズレているので、普通に上へ戻しただけでは再度下にズレてしまうので、補修する場合は
瓦を取り外して下地の葺き土を入れ直し、釘か銅線などで固定します。
又は瓦か板金を加工して、大きな隙間を埋めていきます。
屋根上でバタバタと歩くと、簡単に瓦が割れてしまうので慎重な工事が必要ですね。