雨漏り修繕工事
2017年12月01日

瓦を多く積んでも、雨漏りします。

台風21号の雨風で雨漏りした屋根修理がまだまだ続いています。

今日は広陵町で陸棟の積み替え工事です。

2017121185949.JPG

燻し和瓦を葺いていて、棟瓦から雨漏りしています。

棟瓦を10段積んでいて、これだけ瓦を重ねているのに雨漏りするの?

と、私は疑問に思いましたが、雨漏りしている上部で瓦の割れがないので

原因はこの場所しかありません。

 

201712119453.JPG

棟瓦(のし瓦)を取り外すと下地の葺き土があるのですが、

この葺き土が大量に使いすぎて、雨水を吸い込んで瓦の内側まで入り込んでいました。

 

葺き土を多く使うと、瓦と瓦がよく引っ付く場合がありますが、棟に関しては多く使い過ぎては雨漏りの原因になり

ます。

 

今回は棟瓦一本全ての積み替えを行わずに、雨漏りしている上部(約3m)ほどの積み替えです。

また、何かのタイミングで残りの棟瓦を積替えする必要がありそうです。

2017121191042.JPG

必要な部分の棟瓦を取り外して雨養生を行って、本日の修理は終了しました。

 

12月の中頃にはご依頼を頂いている修繕は目処が付く予定ですが、

これだけ雨漏り修繕が続くのは久しぶりです。