雨漏り修繕工事
2017年12月01日
瓦を多く積んでも、雨漏りします。
台風21号の雨風で雨漏りした屋根修理がまだまだ続いています。
今日は広陵町で陸棟の積み替え工事です。
燻し和瓦を葺いていて、棟瓦から雨漏りしています。
棟瓦を10段積んでいて、これだけ瓦を重ねているのに雨漏りするの?
と、私は疑問に思いましたが、雨漏りしている上部で瓦の割れがないので
原因はこの場所しかありません。
棟瓦(のし瓦)を取り外すと下地の葺き土があるのですが、
この葺き土が大量に使いすぎて、雨水を吸い込んで瓦の内側まで入り込んでいました。
葺き土を多く使うと、瓦と瓦がよく引っ付く場合がありますが、棟に関しては多く使い過ぎては雨漏りの原因になり
ます。
今回は棟瓦一本全ての積み替えを行わずに、雨漏りしている上部(約3m)ほどの積み替えです。
また、何かのタイミングで残りの棟瓦を積替えする必要がありそうです。
必要な部分の棟瓦を取り外して雨養生を行って、本日の修理は終了しました。
12月の中頃にはご依頼を頂いている修繕は目処が付く予定ですが、
これだけ雨漏り修繕が続くのは久しぶりです。