屋根葺き替え工事
2017年03月08日
屋根の軽量化工事が始まりました。
奈良市内で屋根の葺き替え工事が始まりました。
以前からお世話になっているお客様で、今回の屋根工事の件でもご連絡をいただいて
感謝の気持ちでいっぱいです。
現状は燻し和瓦(土葺き)を葺いており、屋根の軽量化を希望されていたのでルーガ雅(軽量瓦)への葺き替えです。
燻し和瓦(土葺き)です。全体的に劣化して、瓦の補修は難しい状態です。
瓦を取り除き、下地の葺き土も取り除きます。 こちらの屋根面で約1.1トンの葺き土がありました。
この葺き土がなくなったので、それだけでも屋根の軽量化になります。
葺き土の下には{杉皮}があり、これも取り除きます。
杉皮を取り除くと、屋根の{野地板}があります。
下地木材の隙間が大きく開いているので、葺き土を取り除くときに、かなり多くの葺き土が屋根裏へ落ちます。
このような状態です。
この隙間が大きいのは一番初めに屋根の点検をした時に確認をしていたので、
瓦を取り除く工事の前に、部屋の畳上にブルーシートを敷きました。
天井の板が{化粧板}を使用していて、化粧板の繋ぎ目から細かい土埃が
どうしても落ちてしまいます。
野地板の一部を取り外し、屋根裏へ入る段取りです。
天井裏に入る時、足の踏み場所を間違えると「バリッ!」と天井板を割ってしまうので、
踏み抜かないように足元に気を付けての掃除です。
屋根の葺き替え工事なので、雨に十分気を付けながら工事を進めていきます。