屋根葺き替え工事
2017年02月25日
陸棟瓦の取り外し
天理で屋根の葺き替え工事が始まりました。
今日は晴れの良い天気で、屋根上で仕事をしていると少し汗ばむ屋根工事日和でしたね。
第一期として一階の基礎補強工事を行うので、瓦全てを取らずに
屋根の重量を少しでも軽くするために主家の{陸棟}を取り外します。
築135年!の主家です。
施主様が家を大切にして住まれていたのだなーと感じる、立派な主屋です。
主屋の陸棟です。棟瓦下にはかなり多くの葺き土を使用していて、棟瓦と葺き土の間に下地木材を入れています。
棟瓦のズレ止め用の木材だと思いますが、なかなか見れない工法です。
経年劣化でこの木材は傷んでいましたが、昔にこの屋根瓦を葺いた職人さんがこだわりを持って仕事していたのを
ひしひしと感じます。
陸棟は約14mほどあり、瓦と葺き土を当社の2トントラックに載せているのですが、全てがぜんぜん載らないことから
この陸棟だけで約3トンから4トンほどの重量がありますね。
しばらくは晴れの天気が続くようですが、雨養生をして本日の工事を終了しました。