瓦の重量
2017年01月28日
屋根の重量差 (陶器和瓦から陶器平板瓦へ葺き替えた場合)
斑鳩町でお世話になりました屋根工事{陶器和瓦(土葺き)から陶器平板瓦(桟葺き)へ}で、葺き替え後にどのくらいの
重量が減ったのかをみてみます。
お客様の家は築34年、屋根坪は27坪。 陶器和瓦(シルバー瓦)を葺いており、瓦下には葺き土を使用しています。
葺き替え前は陶器和瓦(シルバー瓦)を葺いています。
既存瓦と瓦下の葺き土を取り除きます。 {シルバー瓦}の下にある葺き土は{燻し和瓦}の下にある葺き土に比べると、
若干少なく使用しています。
陶器和瓦の下にある葺き土の重さは、1坪あたり80kgほどです。
お客様の屋根坪は27坪なので、
27坪×80㎏=2,160㎏ 棟瓦下の葺き土を含めて、現状の葺き土は約2,5トンを使用していました。
瓦・葺き土を撤去後に、防水下地材と新しい瓦を引掛けるための横桟(桧材)を取り付けます。
瓦はズレないように桟木に引掛けて、ステンレスビスでしっかりと固定します。
施工後です。和型の波がある瓦から平板瓦へ葺き替えたので、
すっきりとした仕上がりになりました。
<施工前の重量>
既存瓦と葺き土を合計して、1坪あたり231,2㎏ほどあります。
27坪×231,2㎏=6242,4kg
棟瓦を含めると 約6,5トンほどの重量がのっていました。
<葺き替え後の重量>
新しい瓦と桟木などの副資材を合計して、1坪あたり148㎏ほどあります。
27坪×148㎏= 3,996㎏
約4トンほどになりました。
{陶器和瓦}と新しく葺いた{陶器平板瓦}の瓦自体の重量はほぼ同じなので、工事中に取り除いた
葺き土の分の約2,5トンが軽くなりました。