瓦の重量
2017年01月24日

屋根の重量差 (燻し和瓦からガルバニウム鋼板へ)

奈良市で工事を行いました、屋根葺き替え工事の重量差についてです。

お客様の家の屋根坪は32坪。

施工前は{燻し和瓦(土葺き工法)}で葺いており、新しい屋根材は{横暖ルーフ(ガルバニウム鋼板)}です。

 

お客様の希望で、「重い屋根から軽い屋根に変えたい」とお聞きして、横暖ルーフへの

葺き替え工事を行うことになりました。

 

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施工前、燻し和瓦を葺いています。 瓦下にはびっしりと{葺き土}を使用しています。

 

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瓦・葺き土を取り除き、屋根面をフラットにするための下地木工事を行います。

 

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防水下地材を取り付けます。

 

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横暖ルーフを葺きます。 軽い屋根材なので、専用のビスでしっかりと固定します。

 

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施工後です。

 

施工前の屋根重量は{燻し和瓦}を使用しており、瓦・葺き土の総重量は

約7,000kg(7トン)

施工後の屋根重量は{横暖ルーフ}を葺き、下地木材・横暖ルーフの総重量は

約1,400kg(1.4トン)

 

瓦下にあった葺き土を取り除くだけで約2,2トン軽くなるのですが、屋根材も{燻し和瓦}よりも軽い{横暖ルーフ}へ

葺き替えしたので80%ほどの重量カットになり、かなり屋根が軽くなりました。

 

詳しくはコチラ↓

施工前 土葺き燻し和瓦

 瓦+葺き土などの副資材で、計215.6kg/1坪あたり

 215.6kg×32坪=6899.2kg

 6899.2kg+棟瓦の重量で、合計約7,000kg 約7トン

 

施工後 横暖ルーフ(ガルバニウム鋼板)

 横暖ルーフ+下地木材などの副資材で、計42.4kg/1坪あたり

 42.4kg×32坪=1356.8kg  約1.4トン