雨漏りの原因
2021年07月02日
雨漏りする瓦の割れ方
こんにちは。
梅雨空の真っ只中ですね。
今朝は雨が止んでいたので「現場に行ける!」と判断して現場に向かったのですが、現場に着いて段取りをしている間に雨がシトシトと降ってきました…
雨の中で現場仕事は危ないので、本日の現場工事は休みにしました。
今週と来週はそのような日々が続くようなので、天気予報を見ながらできる範囲で工事を行っていきます。
先日、大阪府に現場確認にお伺いしてきました。
築40年ほどの陶器和瓦(シルバー瓦)を葺いています。
屋根全面に傷んでいる所があり補修が必要な部分がありますが、特に気になったのが上の写真にある瓦の割れです。
以前に違う業者さんがひび割れていたのを補修したのかコーキングを塗っていましたが、亀裂が大きくなり写真のように割れていました。
このような割れ方をするのはマークの中心にある鉄釘が原因です。
鉄釘を使って瓦を固定しているのですが、年月が経ってこの鉄が錆びて瓦の釘穴を圧迫したことで割れています。
これだけ割れているとこの部分から雨がどんどんと入ってしまいます。
現在の瓦の固定は錆びないステンレス釘やステンレスビスを使用しているので、このような事は起こりません。
この補修方法は割れている瓦を取り除いて、新しい瓦に差し換えてステンレスの釘かビスで固定すれば直ります。
さて、職人さん達が現場を離れるとじきに雨が止んで少し晴れ間が見えてきました…
「戻って仕事できるかも!」と思いながらしばらくすると、やはり天気予報どおりに雨がしっかりと降ってきたので、「休みにした判断は正解だったなー」と、
このブログを書きながら心の中でつぶやいています。