棟瓦葺き工事
2018年04月07日
棟瓦の積み替え補修
朝から風が強くて、クローゼットに直していたダウンジャケットを再度出して着るほど肌寒い1日になりました。
奈良市内で棟瓦の積み替え工事に行ってきました。
2月の強風で棟瓦の一部が外れ落ちた現場です。
今回は外れていた棟一本を積替えます。
棟瓦下には葺き土を入れているのですが、この粘土性の土だけで棟を固定していました。
しかし、年月が経ってくると土の粘着性がなくなり瓦は{置いているだけ}の状態になっています。
棟瓦を取り外し、下地の葺き土を取り除きます。
その時に地瓦の切り口が見えるので、調整を行っていきます。
地瓦の調整後、既存の棟瓦を使って葺き直します。
葺き土は粘土性の土を使わずに、南蛮漆喰のみで葺きます。
必要な部分にホルマル銅線を出して、棟瓦がズレ落ちないように固定していきます。
施工後です。
これで今後は瓦がズレ落ちなくて、お客様も安心していただけます。