雨漏りの原因
2020年10月17日
この時期、キンモクセイがあるとつい寄っていきます
こんにちは。
先週末の長雨から雨漏り修理のお問い合わせをいただいて、奈良県内をぐるぐる回っていた一週間でした。
あれだけ雨が降り続けると今までは問題なかったのに急に雨漏りすることがありますね。
香芝市で「雨漏りしてきた!」とお聞きして現場確認へ。
まずは部屋に入らせてもらって雨漏りしている部分の確認です。
築40年ほど経過している屋根で、瓦は{富士スレート}というセメント系の材料を葺いています。
雨漏りしている上部の屋根を見ると
瓦がズバッと横に割れています。これだけ割れていると簡単に水が入っていきますね。
おそらく以前から割れていたのですが、部屋まで雨が入らなかったのは瓦の下にある防水下地材が屋根裏に入ってい
く水から守ってくれたからです。
そして防水下地材も劣化して、瓦を固定している釘穴から水が屋根裏へ入って天井にシミができてきます。
こちらの屋根では他にも同じように割れている瓦が何枚もあり、またすぐに割れてしまいそうな瓦もあって、どこま
での補修を行うのかですが
・割れている瓦の部分補修
(その部分だけを補修することはもちろん可能ですが、今後も同じような補修していく必要があります)
・葺き替え工事
などがありますが、お客様と相談して「まずは修繕でお願いします」とお聞きしたので、雨漏りを止める事を最優先
する補修のお見積りをしていきます。
家の周りには多くのキンモクセイがあって、この時期ならではの良い香りがしてました。
私が好きな自然の香りの一つで、これだけで良い気持ちになりました。