屋根瓦修理
2017年03月23日
屋根瓦の修理
生駒市の現場です。
今は雨漏りしていないけど、今後のことを考えて屋根工事を行うことになりました。
こちらのお客様は数年前からお世話になっていて、今回の屋根の不具合を発見したときにすぐ当社へ連絡を頂き、
そして打ち合わせの上で工事依頼を頂いたので、
「うち(当社)を覚えてくれていて良かったー」と嬉しく、感謝の気持ちになりました。
棟瓦下にある葺き土です。雨水が棟の内側へ周り葺き土が濡れて傷んでいます。
このような状態で、表面に見えている白色の{面戸漆喰}を塗り替える工事だけを行った場合、
傷んだ葺き土の上から補修するので、{屋根瓦を直す}修理とは言えません。
既存の棟瓦を取り外し、下地の葺き土を取り除きます。
このときに棟瓦で隠れている地瓦の切り口が見えて、大きな隙間やズレがあったので調整工事を行いました。
工事前は{粘土の葺き土}でしたが、当社では{南蛮漆喰(水シャット)}で棟瓦を葺き直していきます。
棟瓦の一番上にある、{素丸瓦}は全てホルマル銅線で固定します。
工事前の棟瓦の状態で補修を行わずにいると、おそらく{雨漏りや棟瓦のズレ}などが数年内には
出てくる可能性がありました。
この屋根で使用している{淡路産の燻し和瓦}自体はしっかりしているので、
今回の工事で今後も十分な年月を耐えれるような工事をさせて頂きました。
こう考えると屋根瓦は、いつかは修繕が必要な時がどうしても出てくるけど、
定期的な点検やメンテナンスを行うと、さらに長い年月を屋根瓦が家を守ってくれるんだなーと感じました。