奈良市 燻し和瓦から軽量瓦への葺き替え工事
奈良市でお世話になりました屋根工事です。
屋根は築80年ほど経過して、瓦のズレや割れなどの全体的な劣化があり、
お客様の希望は地震などの対応として、「軽い屋根に葺き替えたい」とお聞きしました。
燻し和瓦(土葺き工法)から軽量瓦{ルーガ雅}への葺き替え工事です。
施工前です。 燻し和瓦(土葺き工法)を葺いていました。
工事前の屋根点検で瓦下にある{葺き土}が屋根裏へ多く落ちる可能性があったので
瓦を取り外す前に、お客様の部屋の中まで土埃が落ちないように天井(化粧板部分)に養生シートを全面に
取り付けます。
既存瓦と葺き土を取り除きます。
屋根裏です。工事中の土埃が落ちたので、掃除を行いました。
瓦と葺き土を取り除いている工事中は、出来るだけ屋根裏へ土埃が落ちないようにしているのですが
どうしても落ちてしまいます。このことは事前にお客様へ打ち合わせをしており、瓦と葺き土の撤去後は
出来る限りの屋根裏の掃除を行いました。
瓦・葺き土・杉皮を取り除き、屋根野地の補強を行うために、構造用合板(コンパネ12mm)を取り付けます。
防水下地材{ゴムアス}と瓦を引っ掛けるための{防腐処理済み横桟}を取り付け、瓦は全てステンレス釘で
しっかりと固定します。
瓦を葺いていきます。 屋根端の{袖瓦}は全てパッキン付きステンレスビスで固定します。
屋根の一番上にある{棟}の下地工事です。 棟瓦を固定する下地角材と防水テープを取り付けて、
棟瓦も全てパッキン付きステンレスビスで固定します。
施工後です。スッキリとした仕上がりになりました。
屋根の重量差についてです。
お客様の屋根面積は52坪です。
<施工前>
燻し和瓦(土葺き)で{約14トン}ほどの重量がありました。
<施工後>
軽量瓦・ルーガ雅で{約5トン}になり、施工前と比べると
約3分の1ほどの軽量化になりました。
今回の屋根工事の重量については、当社ブログの{1月26日}でさらに詳しく載せています。