雨漏りの原因
2020年10月05日
歴史を感じる屋根瓦
こんにちは。
台風が発生して、今週中頃以降に近畿圏に通過するかも…という心配な天気予報がでてきました。
2年前の台風21号による被害が出てから、台風に対する警戒が今までよりも上がりましたね。
できる限り逸れてくれることを願うばかりです。
どこまでの屋根補修を行うか
奈良市で雨漏りの修理に行ってきました。
いぶし和瓦を葺いていて、瓦の表面に苔が生えています。お客様に聞くと築100年は経っているようです!
今までに何度か屋根の補修を行っているようですが、これだけの時間に耐えれる瓦は凄いと感心します。
ただ、これだけ苔が生えている瓦の上を歩くときは滑り易いので注意が必要ですね!
雨漏りしている部分を確認すると
瓦が思い切りずれて、下地の葺き土が見えている状態です。
これだけ開いていると少しの雨でも漏れてしまいますね。
また、屋根全体に瓦のずれがあって、どこまで補修を行えば良いか考えるところです。
お客様に相談すると「とりあえずは漏れている場所だけの補修で」とお聞きしたので、上の写真のように大きく下に
ずれた場所や現状のままだとすぐに雨漏りすると判断した部分を中心に工事を行う事になりました。
築年数もかなり経過して全体的に傷んでいる屋根ですが、屋根材がいぶし和瓦なので修理は可能です。
ただ、数年後には違う場所で雨漏りや瓦の割れなどが出てくると考えるので、その時はまたお伺いして補修するよう
にします。