屋根葺き替え工事
2020年09月20日

屋根の葺き替え工事です

こんにちは。

昼間も涼しくなってきて、そろそろ空調服が必要ない季節になりました。

春とこの秋が屋根屋にとって過ごし易い時期なので、工事をどんどん進めていければと思います。

 

陶器和瓦から陶器平板瓦への葺き替え工事を行いました

奈良市秋篠町で築40年ほどの屋根の葺き替え工事を行いました。

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現状は陶器和瓦(シルバー瓦)を葺いていて、瓦の寿命で何枚も表面が剥離していました。

写真のように瓦の上半分が剥がれて中の陶器(赤い)部分が露出しているのですが、この状態で放置しておくと雨漏

りや今以上の劣化が出てきます。

 

以前から大工さんが部分的な補修をしていたのですが、先日の台風で雨漏りしてきたので全面改修を行う事になりま

した。

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瓦の下には葺き土がしっかりと入っています。

以前の工法ではこの土の上に瓦を並べていき、軒先や屋根端以外は銅線や釘で固定していますが、真ん中の部分は土

と周りの瓦で固定しているのが多いですね。

 

この葺き土の量が少ししか入れていない状態ならば、すぐに瓦と土の引っ付いている部分が剥がれてズレが出てくる

のですが、写真のように葺き土がしっかりと入れていると年月が過ぎても瓦のズレは少ないです。

 

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瓦と葺き土を取り除き既存下地の状態を確認すると、軒先の一部が雨漏りで腐食していました。

 

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新しい木材で入れ替えて、傷んでいる部分を直しました。

 

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木材補修後に防水下地材(ゴムアスファルト・ルーフィング)を取り付けます。

この状態で雨養生がひと段落できたので、急な雨が来ても少し安心できます。

 

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新しい屋根瓦を引っ掛けるための下地木材(桟木)を取り付けます。

この桟木は桧材・幅60mmを使用していて、この木材を全体的に取り付けるので屋根全体の強化にもなると考えて

います。

 

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瓦は桟木に引っ掛けてステンレスビスで固定します。

桟木とビスで瓦を固定するので、今後のズレがなくなります。

 

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瓦を葺いていきます。

 

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風の影響を受けやすい棟瓦や袖瓦はパッキン付きステンレスビスを使って固定していきます。

 

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施工後です。

工期は6日間で途中で雨の日もありましたが、順調に進める事ができてお客様に喜んでいただけました。