雨漏りの原因
2020年06月28日
コーキングの塗り過ぎで雨漏りしています
おはようございます。
夜中からの雨がまだ少し残っている日曜日の朝で、平日のこの時間帯は現場に向かっていてバタバタしているのです
が、今日は休みにしているのでのんびりな朝です。
昼からは先日に再開したドッジボールの練習なので、午前中は家族とゆっくり過ごそうかと考えてます。
間違った修理で、雨漏りを引き起こします
雨漏りしているとお聞きして、堺市の現場へ雨漏りの点検にお伺いしました。
現状を確認すると
築60年ほどのいぶし和瓦を葺いています。
雨漏りしている上部の屋根瓦は写真の{地瓦}部分で、強風時などの強い雨でも普通ならば雨漏りしない部分です。
通常のいぶし和瓦は上の写真のように、瓦の繋ぎ目はほんの少しですが隙間があります。
この隙間があるので屋根瓦の裏側にたまる熱気などを放出して、冬などに瓦の裏側に付く結露の水滴を出してくれま
す。
しかし瓦の横にも縦にもコーキングをびっしりと詰めて、瓦の呼吸が全くできていない状態なっていると雨漏りし
ます。
どれだけコーキングを塗ってもどこかには隙間があり水が少しずつ入ります。
この瓦の裏側に入る水を出すための隙間をコーキングで閉じているので、裏側に溜まった水は野地板の方へ溢れ出て
いくしかないのですね。
このコーキングの工法は確かにズレにくいですが、ほぼ雨漏りします。
補修方法はこのコーキングをカッターなどで取り除き、水の流れを良くすると止まるのでお客様と打ち合わせを行い
後日にお伺いさせていただきます。